「海外で働いてみたい。でも英語に自信がないし、そもそも求人なんてあるのかな…?」
そんな海外の仕事に興味がある方には、南国の国フィリピンをお勧めします。
近年、フィリピンのIT求人は、海外でキャリアを築きたい日本人エンジニアにとって新たな選択肢として注目され始めています。
英語を活かせる環境、グローバルな働き方、生活コストの安さ
– そして何より、日本語スピーカーの需要が高いことが特徴です。

でも実際、どんな求人があるの?探し方もわからないし…
大丈夫!今回は現地で実際に働くエンジニアの視点から、求人のリアルと探し方をやさしく解説していくよ

この記事でわかること
- フィリピンのIT求人市場の特徴
- 日本人エンジニアの需要や職種の傾向
- 求人の探し方(おすすめの方法・体験談)
この記事は、実際にフィリピンのセブにある、IT企業で働いているエンジニアが書いています。
現地で得たリアルな情報と経験をもとに、初めてでも安心して読める内容にまとめました。
この記事を読めば、あなたに合ったフィリピンIT求人の見つけ方がわかり、「自分にもできそう」と思えるようになるはずです!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
フィリピンIT市場の現状

フィリピンは東南アジアの中でも、ITとBPO・BPM分野が急成長している国の一つです。
なかでもマニラやセブでは、ここ数年で外資系・日系企業のIT拠点がどんどん増えており、エンジニアやIT職の求人も右肩上がりに増加しています。
フィリピンの業界団体であるIBPAP(フィリピンIT・ビジネスプロセス協会)によると、2024年にはIT-BPM業界の年間収益は約380億ドル、従業員数は182万人に達したと報告されています(前年比+ 7%)。
参考:The Philippine Star – IT-BPM revenues hit $38 billion in 2024
IBPAP公式サイト:https://ibpap.org/
BPM(Business Process Management)とは?
BPMとは、企業の業務プロセスを効率化・最適化する仕組みや手法のこと。
IT-BPM業界では、カスタマーサポートやバックオフィス業務に加えて、ソフトウェア開発・データ処理・会計業務なども含まれます。近年はAIやクラウドを活用したIT寄りの案件も増加傾向です。
特に以下の理由から、フィリピンはオフショア開発の拠点として注目されています。
- 英語が公用語で、コミュニケーションが取りやすい
- 日本との時差がたった1時間で、連携しやすい
- 現地の人件費が日本の約1/3〜1/4程度と、コストパフォーマンスが良い
- 若く優秀なIT人材が豊富で、エンジニア教育にも力を入れている
そのため、日本企業がプロジェクトを依頼するケースも年々増加しています。
実際、私が今働いているセブのIT企業にも、日本の案件を受託している部署があります。
ローカルの若手エンジニアと一緒に開発を進めたり、英語でやり取りしたりと、国際的な仕事環境で働ける実感があります。

フィリピンIT市場の今後の可能性は?
今後も以下のような要因から、フィリピンのIT市場はさらに拡大していくと予想されています。
- 人口の平均年齢が約25歳と若く、IT教育への関心も高まっている
- 政府もIT産業・BPO産業を重要視している
- ASEAN・アメリカ・日本など各国との経済連携が進んでいる
「英語+IT+若さ」が揃っているフィリピンでは、今後もグローバル人材のハブとして、IT求人が増え続ける可能性が高いのです。
日本語スピーカーの需要が高まっている理由

フィリピンでは近年、日本語スピーカーの求人需要がIT業界を中心に年々高まっています。
特に、日系企業や日本市場向けのBPO・ITサポート業務において、日本語で対応できる人材の確保が重要な課題となっています。
これは、日系企業の進出や、日本市場向けのオフショア開発が増えていることが背景にあります。
日系企業の進出が増加傾向にある
JETRO(日本貿易振興機構)によると、フィリピンに進出する日系企業の中で、IT・通信関連分野の存在感が徐々に拡大しています。
特にセブやマニラ周辺では、日系企業のIT拠点やサポートセンターの設立が進んでおり、日本語での顧客対応やプロジェクト管理が求められる場面が増えています。
参考:
2024年度 海外進出日系企業実態調査(全世界編)|JETRO(PDF)
2024年度海外進出日系企業実態調査(アジア・オセアニア編)| JETRO(PDF)
現地エージェントも実感する「日本語人材ニーズの高まり」
実際に、フィリピン現地で日系人材を多く扱う大手エージェントJK Network Servicesとコンタクトを取り、以下の回答をいただきました。

“Yes, our openings here in Philippines is growing. Usually the demand positions are Japanese Interpreter/Translator, Japanese Customer Service and Japanese Technology related jobs.”
「はい、フィリピンでの求人は年々増えています。特に需要が高い職種は、日本語通訳・翻訳、日本語カスタマーサービス、そして日本語を活かせるIT系の仕事です。」
(引用元:JK Network Services)
このように、以下のような日本語対応ができる職種のニーズは幅広く存在しています。
- 日本語カスタマーサポート
- テクニカルサポート(日本語対応)
- 翻訳・通訳スタッフ
- QA/テスト系
- オペレーション・バックオフィス関連
「日本語+ITスキル」人材の価値は高い
現地の人材市場では、「英語+IT」の人材は多い一方「日本語+IT」の人材はまだ少なく、貴重な存在とされています。
そのため、日本人エンジニアは以下のような役割で重宝されます。
- 日系クライアントとの橋渡し(ブリッジSE、PM)
- 日本語ドキュメントや仕様書の理解
- 日英のバイリンガル対応が求められるサポート職

英語が完璧じゃなくても大丈夫なの?
全然OK!むしろ“日本語での対応”ができる人は現地でもかなり貴重。日系企業だと社内も日本語中心なことが多いよ

私が現地で働いていても、
英語力の高さ < 日本人=“日本語対応ができる人”
といった基準で採用されるケースの方が、多いように感じます。
今後も日系企業の進出や、日本市場向けの開発需要が続く限り、日本人エンジニアのニーズは引き続き安定して高いままと考えられます。
実は日本語スキルが海外でここまで武器になるとは、私も最初は思っていませんでした。

“エンジニア経験がないけど海外で働いてみたい”という人にも、フィリピンは十分チャンスがある場所です!
フィリピンで募集されているIT職種の種類

フィリピンでは、首都マニラやセブを中心に、さまざまなIT関連職種の求人が増加しています。
特に、日本語スピーカーのIT人材は、ブリッジSEやサポートエンジニアなどのポジションで重宝されやすいのが特徴です。
代表的なIT職種一覧
以下は、実際に求人サイトや現地エージェントでよく見かける職種です。
職種名 | 概要・特徴 |
---|---|
ソフトウェアエンジニア | Java, PHP, Pythonなどを使ったWebアプリ・業務システム開発。現地企業や外資系に多い。 |
ブリッジシステムエンジニア | 日本の開発チームと現地エンジニアの橋渡しを担う。日本語力+ITスキルが求められる。 |
QAエンジニア(品質保証) | アプリやシステムのテスト・バグ報告などを行う。未経験でも応募できる案件もある。 |
テクニカルサポート / ITヘルプデスク | 日本語対応の問い合わせ窓口。カスタマーサポート系に近いポジションもある。 |
PM / PL | 外資系やBPO企業で、英語でのマネジメント経験を求められることも。 |
データサイエンティスト | まだ数は少ないが、AI・機械学習を扱う先進企業やスタートアップで需要がある。 |
私がフィリピンで働くなかでも、ブリッジSEとソフトウェアエンジニアの求人は多いと感じています。
日系クライアントとのやり取りや、日本語仕様書の理解など、“日本人だからこそ任される役割”があるポジションが多数あります。
日系・外資系・現地企業で求められるスキルや特徴の違い
ここではフィリピンにおける、日系・外資系・現地企業ごとの求人特徴について紹介します。
以下が企業種類別における、求人の特徴です。
使用言語 | 日本語メイン+英語 |
求められるスキル | 日本語対応力+基礎ITスキル |
評価されやすい点 | 日本文化・日本語の理解、勤勉さ |
英語力の必要度 | 初級〜中級でOK(職種による) |
給与感 | 中〜やや高め(日系=安定志向) |
使用言語 | 英語が基本(社内外のやり取りも英語) |
求められるスキル | 実務レベルのITスキル+英語での業務遂行力 |
評価されやすい点 | グローバル環境での適応力、即戦力性 |
英語力の必要度 | 中級以上が必須 |
給与感 | 高め(スキルに応じて高年収も) |
使用言語 | 英語+タガログ語(※業務は英語が多い) |
求められるスキル | 実務スキル+英語対応力(給与は控えめ) |
評価されやすい点 | チームプレイ・継続性・柔軟性 |
英語力の必要度 | 中級以上が望ましい(社内説明資料など) |
給与感 | やや低め(そのぶん採用ハードルも低い) |

やっぱり英語が不安だな...
“グローバルな職場”って聞くと身構えるかもしれませんが、日系企業では日本語が中心のところも多いです。

何よりフィリピン人は本当に優しいので、伝える努力をすればコミュニケーションも取れるはずです。
現地エンジニアと協力しながら、少しずつ英語にも慣れていけるのもフィリピンのいいところですね。
フィリピンIT求人の探し方

「フィリピンで働きたい!」と思っても、最初につまずきやすいのが求人の探し方です。
ここでは、実際に使える方法を3つのパターンに分けてご紹介します。
① 求人サイトで探す
フィリピンでは、大手求人サイトや国際的なプラットフォームにも多くのIT求人が掲載されています。
英語サイトが中心ですが、検索にて「Japanese」「日本語」などで絞り込めば、日本人向けの求人も見つけやすいです。
英語の求人サイトって不安に思うかもしれないけど、“Japanese”で検索すれば、日本語人材向けの求人は意外と多いんです!

② 転職エージェントを活用する(JK Network)
日本語人材向けの求人を多く扱う現地の転職エージェントもあります。
中でもJK Network Servicesは、IT職を含む日本語人材特化型の求人を豊富に取り扱っています。
日本語面談や履歴書サポートなどの対応も受けられるので、応募に不安がある方でも安心です。

英語の面接に自信ないな…
エージェントは、日本語でサポートしてくれるから安心だよ!

③ SNS・現地コミュニティで探す
フィリピンでは、FacebookなどのSNSを活用して求人情報を探す方法も、実は人気です。
特に現地在住の日本人同士でやりとりされているグループでは、企業の紹介や非公開求人情報がシェアされることもあります。
前職のフィリピン人エンジニアも、求人を探す際にFacebookを利用していたそうです!

実際に私が使った方法(体験談)
私自身は、まず求人サイトで情報収集をしつつ、エージェントにも並行して相談しました。
最終的には、Linkedin経由で企業に連絡をいただき、応募→選考・面接→内定という流れでした。
英語が不安でも、“日本語が使える求人”を絞って探せば、全然チャンスはあるなと実感しました!

求人探しの第一歩は、「今すぐ応募」じゃなくてもOKです。
まずはサイトで検索してみる、エージェントに登録してみるなど、“行動のハードルを下げる”ことから始めてみましょう!
フィリピンで働くって実際どう?給与・生活のリアル


求人があるのはわかった。でも、実際どれくらい稼げるの?生活できるの?
海外就職を考えると、給与と生活コストのバランスはとても気になるポイントですよね。
ここではフィリピンで働く日本人IT人材の給与感と、実際の生活費の目安をわかりやすくお伝えします。
IT職の給与レンジはどれくらい?
日本語スピーカー向けのIT求人では、月給7万〜15万ペソ(約18万〜38万円)が相場です(2025年時点)。
職種 | 月給(ペソ) | 月給(日本円換算) | 備考 |
---|---|---|---|
ソフトウェアエンジニア | 80,000〜150,000 | 約20万〜38万円 | スキル・経験次第で高年収も可 |
ブリッジSE | 90,000〜140,000 | 約22万〜35万円 | 日本語+英語力が強みになる |
QA・テスター | 60,000〜90,000 | 約15万〜22万円 | 未経験応募可の求人もあり |
テクニカルサポート(日英対応) | 70,000〜100,000 | 約18万〜25万円 | BPO企業に多いポジション |
“日本語ができる+ITスキル”というだけで、現地相場より好待遇になるケースもあるよ! 特にブリッジSEは需要が高め

フィリピンの生活費とそのバランスは?
物価が比較的安いフィリピンでは、月給の半分以下で十分な生活が可能です。
セブ市内の月額目安(ペソ) | 日本円換算(約2.5円/ペソ) | |
---|---|---|
家賃 | 15,000〜30,000 | 約3.8万〜7.5万円 |
食費 | 10,000〜15,000 | 約2.5万〜3.8万円 |
通信費(Wi-Fi+携帯) | 2,000前後 | 約5,000円 |
水道光熱費 | 3,000〜5,000 | 約7,500〜12,500円 |
趣味・交通・娯楽など | 5,000〜10,000 | 約1.2万〜2.5万円 |
合計 | 35,000〜55,000 | 約9万〜14万円 |
日本人を募集しているポジションだと住居を提供してくれる企業もあります。
ですので給与が80,000ペソ以上あれば、ゆとりある暮らしが可能です。
日本での一人暮らしと比べると、家賃も食費も抑えやすく、生活に余裕が出るように感じます。

まとめ|まずは一歩踏み出してみよう!

この記事では、フィリピンのIT求人の現状から、探し方、働く環境や給与事情までをお伝えしてきました。
今回のポイントをおさらい
- フィリピンのIT市場は右肩上がりに成長中。日系企業の進出も加速
- 日本語スピーカーの求人需要は高く、未経験でもチャンスあり
- 給与水準は職種や経験によって幅があるが、生活コストとのバランスは◎
- 求人探しは 求人サイト・エージェント・SNSの3方向からアプローチが効果的
- 英語力に不安があっても、“日本語ができる”ことが武器になる
最初は“自分にできるかな?”と不安でしたが、動いてみると“これならいけそう”と思えるようになりました。

次のアクション
- 求人サイトで“Japanese”と検索してみる
- LinkedInのプロフィールを更新してみる
- 転職エージェントに登録して話を聞いてみる
小さなアクションでも、一歩踏み出すことが未来を変えるきっかけになります。
海外就職が気になっているなら、まずは“情報収集”のつもりで動いてみませんか?