
フィリピン就職にちょっと興味あるけど…やっぱり英語はきちんと話せないと厳しいのかな?
実はね、思ってるより高い英語力は求められないんだよ!

「TOEIC何点あればフィリピンで働けるの?」「英語が苦手だけど大丈夫?」
フィリピンでの就職・転職を考えるとき、英語力への不安は多くの方が抱えるポイントかと思います。
私も最初は、英語に対してうまくやれるか不安で一杯でした。
でも実際に働いてみると、求められるのは流暢な英語力ではなく、“伝える力”とシンプルな英語の運用力だと感じています。
この記事でわかること
- TOEICスコアとフィリピン就職の関係
- 職種ごとに違う英語の使用レベル
- フィリピン人の英語力のリアル
- 現地で働いて感じた「英語より大切なこと」
- 英語が不安でも採用される人の共通点
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、実際にフィリピンのセブで就職・転職活動を行い、WEBエンジニアとして働いています。
- フィリピンの日系IT企業に就職
- その後、フィリピンにある外資系IT企業に転職成功
- TOEIC335点(2016年)→ TOEIC745点(2020年)→ TOEIC870点(2025年)
この記事を読めば、「自分の英語力でもチャレンジできるかも!」と一歩踏み出す自信が持てるはずです!
目次
フィリピン就職に高い英語力は必要ない?

結論から言うと、フィリピン就職においてネイティブレベルの英語力は不要です。
TOEICのスコアよりも、「伝わる英語」でしっかり業務ができるかどうかが重視されます。
TOEICスコアとフィリピン就職の関係
例えば、日系IT企業における求人票には、応募資格の中に、
- 英語の実務使用に抵抗がない方(日常会話レベル/TOEIC500~600点目安)
(MTGやチャットツールは英語がメインです。英語学習に前向きであればOK!)
といった記載があります。
ただフィリピンの求人票を見ると、TOEICスコアに関して明確な基準を設けている企業は多くありません。
目安としては「TOEIC500〜600点程度」でしょう。
しかし、これはあくまで「日常英会話レベル」「英語の業務に抵抗がない」ことを示すものです。
つまり、TOEIC800点・900点といった“高得点”が必須というわけではなく、あくまで最低限のコミュニケーション能力を示す指標として用いられていることが多いです。
フィリピンでの求人について気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。
TOEICが低くてもフィリピン就職できる?
はい、可能です。
実際に私がフィリピンで働いていた時も、TOEICのスコアを気にしている同僚はほとんどいませんでした。
同僚の中には、「TOEICは受けたことすらない」という人も。
採用においても、スコアよりも“実際に話せるか”や“現場で意思疎通できるか”が重視されている印象です。
といった具合で、フィリピン就職・転職においてはTOEICのスコアはあまり重要でない、というのが実態です。
TOEICより重視される英語力とは?
では、何が重要なのか?
答えはシンプルで、「伝わる英語力」です。
完璧な文法で話す必要はなく、「ゆっくりでも丁寧に伝える姿勢」「意思疎通ができる英語」があれば十分通用します。
現場で求められる英語とは?
- 相手の英語を聞き取れる(特にフィリピン訛りに慣れる)
- 必要な情報を英語で伝えられる(単語ベースでもOK)
- 不明点をちゃんと確認できる(“Could you repeat that?“でOK!)
むしろ、TOEICスコアが高くても、
- 英語で会話ができない
- 海外の文化やスピード感に慣れていない
という人も少なくないのが現実です。
今ではある程度話せるようになったと感じますが、私も初めは上記のようなタイプでした...

だからこそ、「TOEIC〇点だから不安…」と思う必要はありません。
必要なのは、完璧な英語力ではなく、“実務で使える英語”とチャレンジする気持ちです!
フィリピンでは、なぜ高い英語力がそこまで求められないのか

ここでは、なぜフィリピンで「高い英語力がそこまで求められないのか」について解説します。
フィリピン就職において「英語が話せないと無理なんじゃ…?」と心配する方も多いです。
しかし実際に働いてみると、“意外となんとかなっている”人は本当に多いです。
実際にフィリピンで働いて感じた、英語環境の“リアル”
フィリピンの職場環境では、確かに英語は共通言語として使われています。
ただし、ネイティブ並みの流暢さは求められません。
たとえば、社内のSlackやメールでのやり取りは、短く簡潔な英語が中心。
「Hi」「Noted」「Thanks」といった一言のやり取りがとても多いです。
フィリピン人スタッフも、英語ネイティブではないので、シンプルな表現を使う人がほとんど。
早口の人もいれば、ゆっくり丁寧に話してくれる人も多いです。

英語は“ツール”。伝える姿勢が何より大切
現地では、「英語が完璧に話せること」よりも、「伝えようとする意志」の方が大切にされます。
たとえ文法が間違っていても、相手に伝わればOK。
私も最初は“中学英語+ジェスチャー”で乗り切ってました(笑)

この“英語はあくまでツール”という文化は、英語に苦手意識がある日本人にとって大きな救いになると思います。
TOEIC高スコアでも“話せない”人は多い【体験談あり】

でも実際TOEICの点数が高ければ英語もペラペラなんでしょ?
TOEICの点数が高い=英語が話せると思われがちですが、実際はそんなに単純な話ではありません。
正直、私自身がその良い例です。
2025年現在、私のTOEICスコアは870点。
一見すると「英語できそう」に見える数字かもしれませんが、実際にはまだまだ英語を流暢に話せるとは思っていません。
職場で「英語うまいね!」なんて言われたことも…残念ながら一度もありません。
客観的にみて、中級レベルです。

一方で、TOEICは500点台でも、業務では英語でしっかりコミュニケーションを取っている同僚もたくさんいます。
こうしたギャップは、実際の現場ではよくある話なんです。
TOEICはあくまで「読み・聞き」の指標
TOEICは主にリスニングとリーディング力を測るテストです。
一方、実際の仕事ではチャットでの返信、ミーティングでの意見出し、プレゼン資料の作成など、「伝える力」が求められます。
つまり、TOEICのスコアが高くても、話す・書く力が伴っていなければ、実務では苦戦することも。
TOEICにはスピーキング力やライティング力を測定するための「TOEIC® Speaking & Writing Tests」も存在します。
ただし、一般的な求人で求められるTOEICスコアは「Listening & Reading」形式のものを指しているケースがほとんどです。
TOEIC® Speaking & Writing Tests
スコアよりも「伝える経験」の方が大事
スピーキングやライティングの経験を積んでおく方が、フィリピン就職ではよっぽど実用的です。
たとえば、
- オンライン英会話で「聞く・話す」経験を積む
- 海外の求人票を読んでみる(リーディング対策)
- 英語でメールを書いてみる
こうした“実務を想定した練習”の方が、何倍も役に立ちます。
フィリピン人の英語力事情も知っておこう


フィリピンは英語が公用語だから、現地の人はみんなネイティブ並みでしょ?
実はこれ、半分正解で、半分間違いでもあります。
確かにフィリピン人は英語を流暢に話す人が多いですが、英語が母語というわけではありません。
タガログ語やセブアノ語などのローカル言語と並行して、第二言語として英語を学んでいます。
フィリピン人=英語ネイティブではない
フィリピンでは英語が教育言語のひとつとして使われているため、幼い頃から英語に触れる環境にあります。
ただし、ネイティブスピーカーのように完璧に話す人ばかりではありません。
発音にも地域差があり、「あ、この人はすごく聞きやすいな」「ちょっとクセが強くて聞き取りづらいかも」と感じることも実際にあります。
聞き取りやすさにも個人差がある
例えば、BPO業界にいる人は発音もクリアで聞き取りやすい一方、ローカル企業のスタッフはややローカルなアクセントが混じっていたりします。
でもこれって、逆に「自分の英語も完璧でなくてOK」と思わせてくれるんですよね。
最初は聞き取りに苦戦していましたが、今では自然と聞き返す回数も減ってきています!

現地で“慣れていく”のが一番の近道
英語をペラペラに話すよりも、「相手の言っていることを理解して、必要なレスポンスが返せるか」の方が重要です。
そして、それは実際に現地で会話を重ねるうちに自然と身についてくるもの。
英語力に不安を抱えている人も、あまり身構える必要はありませんよ!
[職種別] 求められる英語力の違い

フィリピン就職を考えるうえで、自分が目指す職種によって必要な英語力が違うことは知っておいた方が安心です。
ここでは、代表的な職種ごとに「実際どれくらいの英語力が求められるのか?」を解説していきます。
IT職種・開発系エンジニア(読み書き中心)
開発系のエンジニア職では、英語での「読み書き」が中心です。
SlackやChatツール、メールなどでのやり取りが基本になるため、「正確に伝える文章力」と「内容を理解する読解力」が求められます。
会話が苦手でも、文章でやりとりできれば十分やっていけるよ!

カスタマーサポート・営業職(会話力重視)
一方で、英語での“会話力”が求められる職種もあります。
特に、カスタマーサポートや営業職など、顧客と直接コミュニケーションを取る役割では、英語の「スピーキング・リスニング」スキルがより重要になります。
ただし、これらもマニュアルやテンプレートが整っている職場が多く、「英語が流暢である必要」はそこまでありません。
職種によって求められる英語の種類は異なるので、「TOEICの点数」よりも、「自分が担当する業務で必要なスキル」が何かを見極めることが大事です!
翻訳ツールを駆使したり、“定型表現”を覚えれば対応していけます!

実際に働いて感じた“英語より大事なこと”

英語力に不安がある人にこそ、伝えたいのがここです。
実際にフィリピンで働いてみて思ったのは、「英語力がすべてではない」ということ。
特に現場では、語学スキル以上に大事なポイントがいくつもあります。
伝えようとする姿勢・聞く姿勢
英語が完璧じゃなくても、「どうにかして伝えよう」とする姿勢がある人は、現地でも評価されやすいです。
- ジェスチャーを交えて伝える
- 知っている単語で言い換える
- わからないときに「聞き返す勇気」
こうした“姿勢”が、実際の仕事ではとても大切なんです。
異文化理解&柔軟性
フィリピンで働くということは、日本と違う文化の中で仕事をするということ。
- 時間感覚の違い
- コミュニケーションの取り方
- 上司・部下の関係性 など
小さなことでも「文化の違いを認めて、合わせていく力」が求められます。
私も最初は戸惑いましたが、少しずつ慣れていきました!

環境に順応する成長意欲
語学やスキルは、“あとから身につけられる”もの。
実際、入社当時は英語がほとんど話せなかった同僚が、1年後にはバリバリと業務で英語を使っていた、なんてことも。
大切なのは、「学ぶ姿勢」と「前向きに行動する意欲」だと強く感じます。
英語力が高くなくても、伝える力・柔軟性・成長する気持ちがあれば、フィリピン就職は十分に可能!
まとめ|英語が不安でもフィリピン就職はできる!

「フィリピン就職=英語ペラペラじゃないと無理」と思われがちですが、実際には完璧な英語力は求められていません。
もちろん、業務上で最低限のリーディング・リスニング能力は必要です。
でも、それ以上に大切なのは――
- 相手に伝えようとする姿勢
- 異文化への理解と順応力
- 環境に慣れようとする努力
これらの“マインド”の部分だと、現地で働いて実感しました。
TOEICの点数や文法の正確さよりも、「一緒に働きたい」と思われる人柄や姿勢のほうが、はるかに重視される場面が多いです。
本記事のまとめ
- TOEICの点数よりも「伝える力」や「実務対応力」が重要
- フィリピン人も英語ネイティブではない → 完璧でなくてOK
- 職種によって英語の必要度は異なる(読み書き or 会話)
- 自分の英語力を言い訳にせず、現地で成長していく姿勢が◎
英語に自信がない人でも、働きながら学べる環境がフィリピンにはあります。
この記事が、あなたの不安を一歩乗り越えるきっかけになれば嬉しいです!